幼少期

大人になると、見栄を張ったり、自分を賢く見せたり、何があっても平然とした態度をとったり…ある程度、周りに『自分はこんな人間だ』と見せる為に演じたり、取り繕ったりできるようになる気がする。。

 


まだ、取り繕ろう術を持ち合わせていなかった幼少期の私は、私の本質で、本来の姿なんだと思う。

 


気が小さく、人見知り。周りの目が気になって、誤って他人と違うことをしてしまい、周りの人に何か言われようもんなら、泣き出してしまう。。それが私の本来の姿だ。

 

幼稚園に入学した時の話。 保護者がお迎えに来て、園児は先生にさようならの挨拶をする為に並ばされていた。 お迎えに来ていた母親を見て、『お母さん!!』と駆けよった。

母親は『鞄、持っててあげるから、並んでおいで』と言ってきたので鞄を預けて、列に並んだ。。

『なんであの子だけ、鞄持ってないの?』『変だよー』そう他の園児から言われ、向けられた視線に耐えれなくなり、泣いた。。 

 

他の人と違うことは悪いことなんだ。。幼いながらにそう思った。

 

私の中で1番、幼い時の悲しい記憶。